ダイムラー―第2四半期は11年ぶりの赤字に―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は4月29日の決算発表で、2020年第2四半期(4~6月)の営業損益(EBIT)が赤字に転落する見通しを明らかにした。四半期ベースで営業赤字を計上するのは、リーマンショックに端を発する金融・経済危機のさなかにあった2009年以来で11年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減と生産停止が響く。

第1四半期(1~3月)のEBITは6億1,700万ユーロの黒字となったものの、前年同期を78%下回った。販売台数が17%減の64万4,316台、売上高が6%減の372億2,300万ユーロと振るわなかった。株主帰属の純利益は96%減って9,400万ユーロとなった。

上部へスクロール