独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、スロバキア・ブラチスラバ工場の生産体制を段階的に回復させる計画だ。現地紙『デンニクE』が先ごろ報じた。同工場では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて固定勤務制に切り替えたが、5月の最終週までに従来の3シフト制に戻す。VWは需要急減と部品調達の混乱のため3月16日にスロバキアで生産中断に踏み切ったが、4月20日から全3工場で稼働を再開している。
5月18日に2シフト制を導入し、25日から3シフト制に復帰する。一方でシフト制の導入に伴い全ての生産を一時停止する曜日が生じるもようで、2シフト制では木・金曜日、3シフト制では金曜日が該当する。
ブラチスラバ工場では現在、午前にポルシェのSUV(スポーツ多目的)モデル、午後にVWとアウディのSUVモデルの生産を行っている。