ハンガリーの3月鉱工業生産5.6%減、3カ月ぶりマイナス

ハンガリー中央統計局が13日発表した3月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で5.6%減少した。同業生産高のマイナスは3カぶりで、2013年2月(6.1%減)以来の低い水準となった。主力の自動車産業が新形コロナウイルスの感染拡大を受けて伸び悩み、全体を強く押し下げた。

分野別でみると、構成比で95%を占める製造業が前月の4.3%増から5.7%の減少に転じた。エネルギー業は5.4%の増加。鉱山・採石業は27%減少した。

製造業では同業生産高の26%を占める「輸送機械(自動車含む)」が19.8%減と大幅に後退したほか、「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」は下げ幅が前月の0.4%から1.3%へと拡大。「ベースメタル・金属加工品」も6.7%減少した。

「コンピューター・電子・光学機器」は上げ幅が前月の14.6%増から1.7%増へと大きく縮小した。「電気設備」(30.7%増)、「食品・飲料・たばこ」(12.7%増)は好調だった。

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