風力風車の距離規制で与党合意、太陽光発電の助成枠は撤廃へ

独与党3党は18日、風力発電風車と住宅地の距離を最低1,000メートルにするとした昨年9月の合意を修正することで合意した。距離規制が厳しいと風力発電パークの新設が難しくなることから州と経済界が反発。これを踏まえ州に裁量の余地を与えることにした。

与党はまた、太陽光発電の助成対象を計52ギガワットに制限するとした2012年導入のルールを撤廃することでも合意した。今秋にも同上限に到達する見通しだったことから、制限を廃止しないと太陽光発電の新設に急ブレーキがかかる恐れがあった。

ペーター・アルトマイヤー経済相は「今回の与党合意はエネルギー転換政策と温暖化防止にとって極めて重要なものだ。それと同時にまた、(新型コロナ危機という)この難しい時期に景気と雇用にインパクトをもたらすものだ」と述べ、その意義を強調した。

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