独シーメンスはこのほど、ロシアの変電設備メーカー、バルトエネルゴマシュ(BaltEnergoMash)とマイクログリッド(小規模電力系統)に関するデジタル技術開発で協力協定を結んだ。シーメンスが開発したクラウドベースの産業用IoT(モノのインターネット)基盤「マインド・スフィア」に基づいたアプリケーションの現地化や実装を行う方針だ。
モスクワに拠点を置くバルトエネルゴマシュは「BEM」と「Glar」のブランド名で変圧設備や開閉器の開発・製造を行っている。同社は昨年シーメンスとの間で中圧変電設備「NXPLUS
C」をロシアで生産することで合意したほか、重電大手の仏シュナイダーエレクトリックやスイスのABBなどと提携している。