ドイツの消費者の75%が現在、現金での支払いを可能な限り避けていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。現金に触れることで新型コロナウイルスに感染することを懸念する人は多く、「非接触で決済できる可能性がもっと増えることを望む」も71%に上った。Bitkomのアッヒム・ベルク会長は「すべての小売店、レストラン、喫茶店が非接触決済を利用できるようにすべきだ」と述べた。
現金払いを避ける人の割合は16~29歳の年齢層で最も高く、84%に達した。30~49歳は同76%、50~64歳は75%でともに70%台に上っている。65歳以上は68%とやや低かったものの、3分の2を超えた。
「非接触で決済できる可能性がもっと増えることを望む」人の割合も16~29歳が最も高く、76%に上った。これに僅差で50~64歳(75%)が続く。30~49歳は72%、65歳以上は62%だった。
調査は16歳以上の1,003人を対象に4月に行われた。