非感染証明なければ例外なくマスク着用=ルフトハンザ

航空大手の独ルフトハンザは24日、新型コロナウイルスの非感染証明を提示しない乗客に9月から例外なくマスク着用を義務付ける方針を発表した。健康上の理由を名目にマスクを着用できないとする医師の診断書を後ろ盾に、機内での着用を拒否する乗客がいることから、着用義務を強化する。

医師の診断書を根拠に着用を拒む乗客に現場で着用を求めるのは難しいことから、ルフトハンザはこれまで容認してきた。だが、一部の医師はマスクの着用不能を証明する診断書を求められるままに発行ないし販売しているもようで、容認し続けるとこうした手法を悪用するケースの増加し、感染拡大につながりかねないことから、同社は厳しい姿勢へと転換する。

9月以降は、搭乗の48時間前までに発行された非感染証明書がないかぎりマスクの着用を義務付ける。同証明書はルフトハンザが定めた書式に従って作成されなければならない。

一方、ドイツの医師会は職業義務違反の診断書を発行した疑いがあるとして医師数十人を対象に調査を開始した。

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