独自動車大手のダイムラーは8日、商用車子会社のダイムラー・トラックが新会社ダイムラー・トラック・フューエルセルを設立したと発表した。ダイムラーグループの燃料電池事業すべてを新会社に集約する。
ダイムラーは4月に、スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループと大型商用車および他の用途向けの燃料電池システムの開発・生産・販売を事業とする合弁会社の設立について基本合意しており、新会社は将来的に、ボルボ・グループと設立する計画の合弁会社と統合する予定。
新会社の社長には、アンドレアス・ゴルバッハ氏(45)とクリスティアン・モーアディエック氏(60)の両氏が就任する。モーアディエック氏は2003年からダイムラーグループの燃料電池開発事業を統括してきた。