独自動車大手のBMWは6月25日、ドイツのライプチヒ工場でプラグインハイブリッド車のスポーツカー「i8(アイ・エイト)」の生産を終了した。最後の18台はすべて特別仕様の「i8ロードスター」で、外装の塗装がそれぞれ異なっている。
このため、量産モデルでありながら、各顧客の希望に対応するため、BMWのランツフート工場やさまざまなサプライヤーと塗装や物流プロセスについて調整する必要があった。内装もハンドルやシートカバー、装飾部品などに特注品を装備している。
顧客のうち、BMW i8国際倶楽部の会員は同日、車両がラインオフして搬送作業に入る様子を見学することができた。同倶楽部のクラウスディーター・バッハマン会長は生産終了のラインオフ式を見学できたことについて、「我々会員にとってハイライトだ」とコメントしている。