VW、国内工場で時短終了

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は6月30日、国内工場における労働時間の短縮を差し当たり、終了すると発表した。7月1日から、VW乗用車ブランド、VWの小型商用車ブランドであるフォルクスワーゲン・ヌッツファールツォイゲ(VWN)、自動車部品を生産するフォルクスワーゲン・グループ・コンポーネンツのドイツ工場の時短操業を終了する。

時短操業の終了は、ショールームの再開や販促措置により、受注が回復しているため。VWによると、VWブランドの国内工場の稼働率は現在、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)前と比べ75~95%に回復している。ただ、引き続き、今後の状況ついての予想は困難であることから、市場動向や顧客の需要に応じて対応していく方針も示している。

対象となるのは、ブラウンシュヴァイク、ケムニッツ、エムデン、ハノーバー、カッセル、オスナブリュック、ザルツギッター、ボルフスブルクの8工場。ドレスデンとツヴィッカウの2工場は以前からすでに時短操業を終了している。

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