仏自動車大手のルノー・グループは20日、同社の2020年上半期(1~6月)の世界販売が125万6,658台となり、前年同期に比べ34.9%減少したと発表した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、全ての地域で販売が大きく落ち込んだ。
足元の欧州は、前年同期比41.8%減の62万3854台と低迷した。なお、欧州では、小型電気自動車「ゾエ」の販売が好調で、2020年上半期は前年同期比で約50%増の3万7,540台を販売、6月単月の受注は約1万1,000台を記録した。
ブランド別では、ルノーが前年同期比37.9%減の76万299台。ダチアは同46.2%減の21万1,158台、ラーダは同23.3%減の15万2,714台、中国の金杯および華頌も同10.5%減の7万125台にとどまった。