独ヴィブラコースティック、アクティブ・コントロール・エンジンマウントを開発

ドイツの防振・防音部品メーカー、ヴィブラコースティックは8月5日、アクティブ・コントロール・エンジンマウントを開発したと発表した。振動によって発生する騒音を最大で20dB低減することができるという。

自動車メーカーは燃費改善や二酸化炭素(CO2)の排出量削減のため、エンジンの小型化や気筒休止システム(走行状況に応じてシリンダーの一部あるいは全部を休止するシステム)の導入などを実施している。ただ、これらの取り組みでは、振動が大きくなり、乗り心地が悪化する問題がある。

ヴィブラコースティックが開発したアクティブ・コントロール・エンジンマウントは、電子制御システムにより能動的(アクティブ)に振動を発生させ、エンジンで発生する振動を相殺することができる。アクチュエーター付きのハイドロモーターマウント、加速度センサー、電子制御ユニット(ECU)で構成されており、加速度センサーが車体に伝達された振動を測定し、ECUは振動を相殺するのに必要な動作をリアルタイムで算出し、アクチュエーターに伝達する。

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