独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼ は12日、ベルント・オイリッツ社長が8月31日付けで合意の上で退任すると発表した。経営方針や組織再編をめぐり、取締役らと意見の対立があったことが退任の背景にある。オイリッツ氏は昨年社長に就任したばかりで、わずか10カ月の在任だった。後任者が見つかるまでは、Dr.ペーター・ライアー氏など取締役3人が社長職を暫定的に代行する。ミュンヘンに本社を置くクノールブレムゼは、鉄道・商用車用ブレーキシステムの世界的大手。30カ国以上に拠点を持っている。昨年の売上高は69億万ユーロ、従業員は約2万9,000人だった。