第1四半期の国内発電6.6%減少、風力は石炭を抜き最大の電源に

ドイツ連邦統計局が5月28日発表した第1四半期(1~3月)の国内発電量(送電網への供給ベース)141.2テラワット時(TWh、暫定値)となり、前年同期を6.6%下回った。統計局によると、減少幅は通常の範囲に収まっており、新型コロナ危機の影響があるかどうかは定かでないという。

在来型発電が21.9%減と大きく落ち込んだ。特に同国が廃止を決めた石炭発電は33.4%減少。足を強く引っ張った。原子力も脱原発政策を受けて16.9%落ち込んだ。

再生可能エネルギー発電は14.9%増え、シェアは前年同期の41.6%から51.2%へと拡大した。風力が21.4%、太陽光が11.7%伸びたことが大きい。風力のシェアは26.8%から34.9%へと拡大し、石炭(22.3%)を抜いて初めて最大の電源となった。

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