自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は16日、全個体電池開発の有力企業である米クアンタムスケープに追加出資すると発表した。電動車用次世代電池の本命と目される同電池の開発を加速することが狙い。
クアンタムスケープはスタンフォード大学からのスピンオフとして10年に設立された企業で、カリフォルニア州サンノゼに事業拠点を置く。VWは研究開発で同社と12年から協力関係にあり、14年に資本参加に踏み切った。18年には1億ドルを追加出資するとともに、量産化に向けて合弁会社を設立。今回さらに出資額を2億ドル上乗せすることを決めた。