ドイツ連邦統計局は12日、旅行業界の第1四半期(1~3月)の売上高(暫定値)が季節要因・営業日数調整後の実質で前期を22.9%下回ったことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で旅行需要が激減したことが響いた格好で、航空業界も同12.7%落ち込んだ。操短や失業で労働需要が減ったことを受けて人材派遣業界の売上高は4.0%減少した。
一方、「建築・技術事務所、技術・物理・化学サービス」は3.5%増加。法律・会計サービスも2.6%拡大した。このほか警備・探偵(1.6%増)、郵便・宅配・急送(0.7%増)も前期を上回った。