大型イベントは10月末まで原則禁止

ドイツのアンゲラ・メルケル首相と国内16州の首相は17日にベルリンで会議を開き、新型コロナウイルス対策を協議した。これまでは感染リスクを踏まえて遠隔会議を行ってきたが、国内の感染状況が大幅に改善したことから、対面の話し合いへと切り替えた。

感染拡大の防止に向けては1.5メートルの社会的距離規制や公共交通機関などでのマスク着用義務を継続することで合意した。メルケル首相は「新型コロナの治療薬もワクチンも存在しない限りはパンデミックとともに生活しなければならない」と述べ、感染防止のための規制は必要不可欠だとの認識を示した。

大型イベントについては禁止期限を8月末から10月末へと延長するものの、接触追跡が可能で衛生ルールも順守できる場合は9月以降、例外的に解禁する。具体的なルールは各州が決めることになる。

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