5月の受注残高は0.8%減に、消費財は拡大へと転換

ドイツ連邦統計局が17日発表した製造業の5月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末比0.8%減となった。国内が0.1%、国外が1.2%の幅で減少。新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の2月に比べると2.7%低い水準となった。

部門別では中間財が前月比で1.6%減少。投資財も0.8%落ち込んだ。消費財は0.5%増となり拡大へと転じた。

受注残月(受注残高の対売上比を月に換算)は6.0カ月で、前月の5.9カ月からやや拡大した。拡大は2カ月連続。投資財で8.3カ月から8.5カ月、消費財でも2.3カ月から2.4カ月へと増えた。中間財は横ばいの2.9カ月だった。投資財の受注残月が大きく増えたのは、売上高の減少幅が受注残高の減少幅を上回ったため。

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