仏PSAのアフターサービス「ユーロリペア」、インドで事業開始

仏自動車大手のPSAグループは9月29日、アフターマーケットブランド「ユーロリペア」の製品販売をインドで開始したと発表した。現地でアフターマーケット市場のプラットフォームを運営するゴー・メカニックと提携し、PSAグループの全ブランドのスペアパーツを供給する。

ゴー・メカニックはネットと実店舗をつなぐO2O(オンライン・ツー・オフライン)をビジネスモデルとし、主に整備工場とユーザーのマッチングサービスを提供している。PSAは同社との提携を通じ、インド国内の主要15都市にある350以上の整備工場がユーロリペアの製品を入手できるようにする。

今回の決定は、新興市場進出の強化によって収益拡大を図るPSAの中期成長戦略「プッシュ・ツー・パス」の一環となる。PSAは1990年代にインド市場に進出したが、販売低迷などで97年に撤退。その後、同戦略に沿い、2017年に同国での生産事業の再開を決定した。来年1-3月期にはインド市場再参入の第1弾として、シトロエン・ブランドの最新SUV「C5エアクロス」を発売する予定だ。

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