輸出信用の臨時支援を独政府が延長

ドイツ連邦経済省は8日、輸出信用の臨時支援策を延長することを政府が決定したと発表した。新型コロナウイルス感染症の流行が長期化すると見込まれることから、輸出支援強化策を当面継続。経済成長と雇用の維持を図る。

政府は新型コロナ危機対策の一環として、ドイツ製品を発注した国外企業にヘルメス貿易保険の枠組みで銀行が行う長期融資の借り換えプログラムを7月に開始した。銀行の資金繰りひっ迫で企業が融資を受けられなくなる事態を回避することが狙いだ。

同プログラムは政策金融機関のドイツ復興金融公庫(KfW)が引き受けている。当初は年末を期限としていたが、今回これを来年以降に延長した。規模は年15億ユーロ。借り換えの条件はこれまでよりも改善されるという。

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