卸売物価8カ月連続で低下、9月は-1.8%に

ドイツ連邦統計局が12日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比1.8%減となり、8カ月連続で下落した。新型コロナ危機に伴い石油製品が17.1%低下したことが最大の押し下げ要因。下落幅自体は5月の4.3%をピークに4カ月連続で縮小した。

石油以外で下げ幅が大きかったのはペット・家畜で、13.4%に上った。このほか古材・残材(-4.5%)、電算機器・周辺機器・ソフトウエア(-4.5%)も前年同月を割り込んだ。たばこ製品は5.4%、穀物・葉たばこ・種子・飼料は3.6%、果物・野菜・じゃがいもは2.5%上昇した。

卸売物価指数は前月比では変動がなかった。

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