独自動車部品大手のコンチネンタルは10月29日、同社のエルマー・デーゲンハルト社長(61)が2020年11月30日付で辞任する意向を監査役会に伝えたと発表した。健康上の理由によるもので、2024年8月11日までとなっていた現行契約を前倒しして辞任する。監査役会はこれを受け、緊急に会議を開き、後任を決定する方針。
デーゲンハルト氏は、2009年8月から11年間の長期に渡り社長を務めてきた。現在は3期目にあたり、直轄する分野として、企業コミュニケーション、企業戦略、コンチネンタル・グループの品質管理、スタートアッププログラム「co-pace」を統括していた。
ヴォルフガング・ライツェル監査役会長はデーゲンハルト氏の長期に渡る素晴らしい業績とリーダーシップを称え、感謝の意を表明した。また、後任については、タイヤメーカーおよび自動車部品メーカーから、モビリティ向けの先駆的なテクノロジー・ソフトウエア企業への転換を進める現在のプロセスを実行・継続できる人材を重視する、とコメントした。