RiskBatt

リチウムイオン電池の破損リスクを分析するドイツの共同プロジェクト。例えば、リチウムイオン電池の熱暴走(異常発熱や発火を起こす現象)など、リチウムイオン電池の不具合や破損による危険性を、従来の計測技術や革新的な計測技術を使用して分析し、データバンクに情報収集する。

今回のプロジェクトでは特に、有毒ガスや爆発の危険のあるガスの分析に注目する。プロジェクトの成果は、既存の規格の改善や不具合の検出、リスクを軽減するための対応策の提案などに役立てる。

実施期間は2020年4月1日~2023年3月31日の3年間。ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)が約160万ユーロを支援している。

プロジェクトの参加者は、クラウスタール工科大学のエネルギー貯蔵技術研究センター(EST)およびクラウスタール環境技術研究センター(CUTEC)、独リチウムイオン電池システムメーカーのAKASOL、フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ通信技術研究所・光ファイバー・センサー・システム事業部(HHI‐FS)。

協賛パートナーとして、エネルギー・テキスタイル・電気・メディア機器労災保険組合(BG ETEM)、ドイツ法定災害保険(DGUV)の消防・救急・防火部門(FB FHB)が実務経験などの面で協力する。

上部へスクロール