ハパックロイド―1-9月期営業益20%増加―

海運大手の独ハパックロイド(ハンブルク)が13日発表した2020年1-9月期決算の営業利益(EBITDA)は前年同期比20.4%増の20億4,400万ドルへと大きく拡大した。コロナ禍の影響で需要は減少したものの、燃料価格の低下とコスト削減の効果で増益を確保した。特に7-9月期(第3四半期)が好調だった。

1-9月期のコンテナ輸送量は869万6,000TEU(20フィートコンテナ換算)で、前年同期を3.5%下回った。1TEU当たりの運賃が2.0%増の1,097ドルに上昇したことから、売上高は1.2%減の105億2,500万ドルと減少幅が小さかった。売上高営業利益率は前年同期の15.9%から19.4%へと上昇した。純利益は81.7%増の6億500万ドルと大きく伸びた。

同社は10月中旬、20年12月期のEBITDAを従来予測の「17億~22億ユーロ」から「24億~26億ユーロ」へと引き上げた。この予測を今回、据え置いている。

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