独ドライバー、タッチスクリーンよりもボタン操作が好み=アンケート調査

ドイツのドライバーを対象にした車載機器の操作に関するアンケート調査で、タッチスクリーンや言語(音声コマンド)による操作よりも、従来のボタンやスイッチなどによる操作を好む人が多いことが分かった。その一方で、新しい操作技術について、安全性などで利点があると考えている人が多いことも明らかになった。

今回のアンケート調査は、独自動車販売ポータルサイト大手Mobile.deの委託を受けて世論調査会社ユーゴブ(YouGov)が11月にオンライン形式で実施。2,068人が同調査に参加した。

これによると、音声操作を好む人は全体の9.9%、音声操作またはタッチスクリーン操作のみが良いと回答した人は全体の8%にとどまった一方、手動操作のみ、あるいは、少なくとも大半は手動操作が良いと回答した人は全体の59.6%を占めた。

音声操作については、操作内容が認識されずに誤操作となるリスクの高さ(39.9%)を挙げる人が多かった。

その一方で、音声操作に利点があると回答した人は全体の57.6%に上った。具体的には、「注意散漫の減少による安全性の向上」(35.4%)、「操作が簡単」(16.6%)の回答が多かった。「計器盤が最新のデザインになる」(5.7%)は少数にとどまった。

従来の手動操作が好まれる機能としては、窓の開閉(52.3%)、エアコン操作(温度、送風など)(44.6%)、音量(43.4%)、照明(ロービーム、ハイビーム、パーキングライトなど)(36.1%)、ドア(開閉など)(32.9%)が多かった。

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