2020/12/4

総合 – 自動車産業ニュース

シーメンス・エナジーなど、南米チリで合成燃料の共同プロジェクト実施

この記事の要約

独エネルギー設備大手のシーメンス・エナジーは2日、南米のチリで再生可能エネルギーを使用して合成燃料を生成するパイロットプロジェクト「Haru Oni」を実施すると発表した。同プロジェクトには、独高級スポーツカーメーカーの […]

独エネルギー設備大手のシーメンス・エナジーは2日、南米のチリで再生可能エネルギーを使用して合成燃料を生成するパイロットプロジェクト「Haru Oni」を実施すると発表した。同プロジェクトには、独高級スポーツカーメーカーのポルシェ、チリの電力大手AME、チリ石油公社(ENAP)、イタリアの電力大手エネルも参加している。また、ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)は当該プロジェクトに約800万ユーロを支援する。

当該プロジェクトでは、チリ南部のマガジャネス州で風力発電エネルギーを使用してグリーン水素を生成する。次のステップとして、大気から二酸化炭素(CO2)を抽出し、グリーン水素と反応させてエタノールを生成する。その際、エクソンモービルが開発したMTG(methanol-to-gasoline)技術を使用する。生産規模は、2022年までに年約13万リットル、2024年までに年約5,500万リットル、2026年までに年約5億5,000万リットルとする計画。

AMEはプロジェクトの主要開発者でありプロジェクト組織HIF(Highly Innovative Fuels)の所有者でもある。シーメンスはプロジェクトの共同開発者であり、システムインテグレーターとして風力発電からグリーン水素の生成、合成燃料への変換など一連のバリューチェーン(価値連鎖)の機能を担う。エネルは、風力発電と電気分解に重点を置いたプラントの共同出資者として協力。ENAPは、運営スタッフの提供や、保守作業、物流分野で協力する。ポルシェは、合成燃料のユーザー(需要家)として協力し、初期投資として約2,000万ユーロを投資する。合成燃料は、内燃エンジンやプラグインハイブリッド車に使うことができ、既存のガソリンスタンド網(インフラ)を活用できるメリットがある。

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