蘭ヒアと仏IoTプロバイダー、LoRaWAN資産追跡ソリューションを開発

デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは17日、モノのインターネット(IoT)接続の大手プロバイダー、仏アクティリティと共同で、産業資産管理に向けた革新的なIoT追跡(トラッキング)ソリューションを開発したと発表した。同ソリューションは低消費電力の広域ネットワーク技術「ロラワン」(LoRaWAN )をベースとしている。同技術をヒアの資産追跡(アセット・トラッキング)用の位置認識ソフトウエアとアクティリティのIoTプラットフォーム「ThingPark」と組み合わせることで、従来以上に高精度で広範囲の追跡ソリューションをワンストップで提供できるようになる。

ロラワンは消費電力を抑えた長距離通信が可能な大規模ネットワークを構築するプロトコル。WiFiやブルートゥースと異なり、数キロ~十数キロメートルにおよぶ広範囲のネットワークを無線通信で繋ぐことができる。

アクティリティは全世界の50以上の通信事業者にロラワン接続サービスを提供しており、「ThingPark」は3万5,000カ所以上でネットワーク基地局を経由して運用されている。ヒアとアクティリティはこの国際的なIoTネットワークに多国間のジオロケーション(位置情報)技術を統合し、国をまたいだ資産追跡を容易に行えるようにした。

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