オートリブ、生産業務をルーマニアに移管

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは24日、国内ヴォーゴーダ工場の生産業務のすべてとインフレータ(ガス発生装置)開発業務を、ルーマニアとフランスの既存拠点に移管すると発表した。欧州事業の生産性向上と効率化を図る戦略の一環で、2024年上期に移管を完了する計画だ。

生産業務はルーマニア中部のブラショフ工場が引き受ける。開発業務はフランスとルーマニアの拠点に移される。

ヴォ―ゴーダ工場にはグローバルイノベーションセンターの機能を残す。従業員400人のうち150人が移管される業務に携わっているという。

オートリブは1997年にルーマニアで初の工場を開所した。現在では10工場と2技術センターを運営する。昨年末時点のルーマニア従業員数は8,581人に上る。

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