ロシアで開発中の新型コロナワクチン「スプートニクV」が、接種1回分につき10ドルを下回る価格で海外に輸出される見通しだ。開発に協力しているロシア直接投資基金(RDIF)が24日に明らかにした。
輸出は来年に開始の予定だ。供給量は10億回分。同ワクチンは2回の接種が必要なため、出荷量は5億人分に当たる。
ワクチンを開発している国立ガマレヤ研究所とRDIFが24日に発表したスプートニクVの有効性は初回接種後28日(2回目の接種後7日)で91.4%、42日(2回目の接種後21日)で95%強。世界保健機関(WHO)が近く有効性、安全性を確認する。