フィンランドの自動車受託生産メーカー、ヴァルメット・オートモーティブ(VA)は11月27日、ドイツ南部のヴァイヘンブロンで電動車(EV)用バッテリーの試験センターを開設したと発表した。同センターの敷地面積は約1,500平方メートル。バッテリーの熱管理やシーリング、発火作用などについて高度な試験を実施する。 近在のバード・フリードリヒスハルにある試験ハブと相互補完する役割を担う。
新センターは最先端の機器や試験方法を導入し、独自性のある試験を可能にした。セルおよびモジュール単位での過充電試験(Abuse test)は屋外のコンテナ施設で行う。同社はフィンランドのウーシカウプンキにある乗用車工場でもバッテリー試験を開始しており、既存の試験センターと連携することで業務を最適化し、自動車業界に高度な試験能力を提供していく。
同社は昨年末からバッテリー生産事業に本格参入している。