独自動車部品大手のコンチネンタルは7日、タイヤモニタリングの次世代デジタルソリューション「ContiConnect Live」を発売すると発表した。タイヤの圧力や温度などに関する情報を中央のテレマティクスユニットを介してクラウドにリアルタイムで送信する。当該ユニットはさらに、GPSを使用して、車両の位置情報やタイヤの稼働時間も把握することができる。
例えば、大規模な建設現場や構内運搬、港などでは、車両の移動範囲が広く、タイヤの圧力や温度の管理が難しい課題があった。「ContiConnect Live」では、車両がどこにいてもタイヤに関する情報を収集し、ウェブポータルで確認することができる。これにより、早期のメンテナンスが可能になり、パンクなどタイヤの不具合による車両の稼働率低下を回避することができる。
当該ソリューションは、センサー技術を装備したコンチネンタルのすべての特殊タイヤで使用することができる。当初は、スペイン、スイス、オーストリア、デンマーク、英国、スウェーデン、ノルウェー、フランス、ポルトガルに先行投入し、今後さらに他の欧州諸国にも販売地域を拡大していく。