セルビア政府は8日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に政府のデータセンターを利用する権利を付与すると発表した。セルビアの情報技術・電子政府局によると、ファーウェイはクラグイエヴァツにある同データセンターを商用利用することが可能になる。同センターについては米国のIT大手IBMがすでに商用利用の許可を取得している。
ファーウェイは同センターに、人工知能(AI)向けのソフトウエアに関するプラットフォームと、最新の高性能コンピューターを導入する予定だ。
データセンターの広さは1万4,000平方メートル。2つの施設に1,200のラック室を備え、データセンターの欧州基準(EN50600)を満たしている。
セルビア政府による同センターへの投資額は約3,000万ユーロ。100人の雇用が生まれる見通しだ。