欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の11月の新車乗用車の販売(登録)台数は89万7,692台となり、前年同月から12%減少した。販売減少は2カ月連続。新型コロナウイルスの感染再拡大で主要国が営業制限を再導入したことが響き、下げ幅は前月の7.8%から膨らんだ。(表参照)
主要市場は軒並み販売が低迷した。下げ幅はフランスが27%と最大。スペインが18.7%、イタリアが8.3%、ドイツが3%となっている。
欧米の主要メーカーは、すべて販売が減った。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は13%減。日本勢もトヨタが0.8%減、日産が13.9%減、マツダが37.1%減、三菱が36.4%減、ホンダが28%減と軒並み落ち込んだ。
EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は13.5%減の104万7,409台。英国は27.4%減の11万3,781台だった。