住宅価格が一段と上昇、第3四半期は+7.8%に

ドイツ連邦統計局が12月28日発表した7-9月期(第3四半期)の国内住宅価格指数は前年同期比で7.8%上昇し、上げ幅は前期の同6.3%から拡大した。前期比でも2.9%高くなっており、新型コロナウイルス感染症の流行は住宅市場に影響をもたらしていない。価格は都市部と地方部でともに上昇している。

7大都市(ベルリン、ハンブルク、ミュンヒェン、ケルン、フランクフルト、シュツットガルト、デュッセルドルフ)では一世帯・二世帯住宅が前年同期比で8.9%(前期6.5%)、三世帯以上の集合住宅が同7.3%(6.1%)上昇した。

7大都市を除く人口10万人以上の大都市では一世帯・二世帯住宅が8.3%(7.3%)、集合住宅が10.2%(8.2%)上昇。人口密度が高い郡でも上げ幅はそれぞれ9.7%(8.9%)、7.1%(5.9%)に上った。人口密度が低い郡は一世帯・二世帯住宅が8.4%(4.8%)、集合住宅が8.1%(6.6%)の幅で上昇している。

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