独自動車部品大手のコンチネンタルは12月15日、同社のパワートレイン事業であるヴィテスコ・テクノロジーズ(以下、ヴィテスコ)が仏自動車大手のルノーに新開発したトランスミッション制御ユニットを供給すると発表した。ルノーのハイブリッド(HV)パワートレイン「E-Tech」を搭載する新型「クリオ」に装備する。受注規模は数億ユーロに上る。
新製品は電動のアクチュエーター・モジュールで、搭載する100Wの電気モーター2個でHVのギヤチェンジを制御する。シフトチェンジの時間は150ミリ秒未満という。
新型「クリオ」は「E-Tech」を搭載する初のモデル。専用のHVトランスミッションは摩擦クラッチが無く、シフトチェンジはドッグ・クラッチ式となる。従来のトランスミッションに比べて部品点数が少ないため、車両価格を抑えられる。
「E-Tech」は「クリオ」のほか、「メガーヌ」、「アルカナ」、「キャプチャー」にも採用される予定。