ヴァルメット、ウーシカウプンキ工場で2件目のバッテリー生産受注

フィンランドの自動車受託生産メーカー、ヴァルメット・オートモーティブ (以下、ヴァルメット)は1月28日、同国のウーシカウプンキ工場で2件目となるバッテリー生産の受託契約を獲得したと発表した。具体的な取引先は公表していない。これにより、同工場では大手自動車メーカー2社からバッテリーの受託生産を確保した。

ウーシカウプンキ工場では現在、バッテリーの生産ラインの整備を進めており、2021年下半期に操業を開始する計画。今春から生産ラインの従業員200人の採用を開始する予定。バッテリー分野の専門家や管理部門の人員はすでに確保している。

ウーシカウプンキ工場では、従来の自動車生産エリアの一部をバッテリーシステムの生産スペースに変換するほか、工場を拡張してバッテリーシステムの生産エリアを確保する。

同工場では今後、自動車の受託生産と自動車用の高電圧バッテリーシステムおよびモジュールの生産を並行して行う計画。メンテナンスや物流などで両事業の相乗効果を見込んでいる。

ヴァルメットはすでに、フィンランドのサロにバッテリー工場を持つ。サロ工場は現在、自動車用のバッテリー生産に注力しているが、将来的には産業用途のバッテリー生産も視野に入れている。

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