チェコ国境で入国制限、独サプライヤーの生産に影響

ドイツ政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてチェコからの入国制限を実施していることで、チェコとの国境付近に拠点を置くドイツの自動車部品メーカーでは、チェコからの越境通勤の従業員が出社できず、生産に影響が出ている。独ザクセン州の業界団体AMZ(自動車サプライヤーネットワークザクセン)のディルク・フォーゲル氏はdpa通信に対し、エルツ山地(ドイツとチェコの国境となっている山地)の多くの企業では現在、従業員の30%あるいはそれ以上の労働力が不足しているという。また、同地域の経済支援機関によると、チェコから越境通勤している従業員が出勤できないため、同地域の企業はシフトを減らさざるを得ない状況にあるという。

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