2020年 1/7

オーストリア統計局によると、同国の2020年通期の新車登録台数は35万3,179台となり、前年に比べ19.0%減少した。

内訳は、乗用車が24.5%減の24万8,740台と、1987年(24万3,221台)以来の低水準となった。これは過去20年の平均(31万3,297)を大幅に下回る。トラックも16.7%減の4万42台と大きく落ち込んだ。これに対し、自動二輪は13.4%増の4万6,099台と好調だった。

乗用車のうち、ガソリン車は前年に比べ39.0減少し、市場シェアは43.3%となった。ディーゼル車も前年に比べ28.0%減少し、市場シェアは36.5%に縮小した。

代替燃料車は、前年比90.0%増の5万60台に急伸し、市場シェアを20.1%(2019年:8.0%)に拡大した。

代替燃料車のうち、最も多いのはガソリン・ハイブリッド車で、前年比105.5%増の2万5,380台に拡大した。電気自動車も前年比72.8%増の1万5,972台となり、市場シェアを6.4%に伸ばした。電気自動車は、ブランド別ではテスラ(3,229台)が最も多く、VW(2,446台)、ルノー(2,110台)が続いている。

乗用車全体のブランド別の登録台数では、フォルクスワーゲン(VW)が市場シェア15.4%で最も多い。以下、シュコダ(市場シェア:9.5%)、セアト(6.4%)の順となっている。

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