ハンガリーのIT企業4iGは17日、同国初となる民生用衛星の運用会社を設立したと発表した。新会社の「カルパチアサット・マジャールウルタフコジュレシ」(CarpathiaSat CPLC)は株式の51%を4iGが、44%を衛星放送会社のアンテナ・ハンガリーが保有する。2024年から20年間に渡り静止衛星を運用する権利を持つ。
4iGはIT企業としてハンガリーのみならず中東欧地域をリードすることを目標に掲げる。同社のガレルト・ヤサイ最高経営責任者(CEO)は、衛星の打ち上げと運用は4iGの成長戦略に合致したものだと話した。
4iGは2018年、ハンガリーの富豪ロリンツ・メサロシュ氏が自らの企業グループを通じて株式の過半数を取得した。その後のメサロシュ氏は同社を企業グループ、コンズムの前CEOだったヤサイ氏に売却した。(1HUF=0.36JPY)