スマート中敷きなどの圧力測定デバイス開発 チェコ

ランニング時の衝撃分布を測定できるスマート中敷きを開発している。ランニングやウォーキングにおける足裏への衝撃度を測定し、携帯端末の画面に表示することで重心の偏りをユーザーに警告する。仕組みは、中敷きの全面に圧力計測用のナノセンサーを配し、着地時の圧力分布を計測。結果はブルートゥースで携帯端末に送信され、最も衝撃の大きな箇所を足裏の画像に赤色で表示するというものだ。

同社によると、ランニングやウォーキングの愛好者のうち、フォームに問題のある人は58%、脊椎に痛みを抱える人は49%、ランニングスキルの低さから怪我に至る人は32%に上る。同社のスマート中敷きはパーソナルトレーナーと理学療法士の役割機能を持つデバイスとして、間違ったフォームから来る痛みや怪我の防止に貢献する。

設立は2016年で、スタッフ数は4人。トーマス・バタ大学(ズリーン)付属の「ポリマーシステムセンター」研究チームが開発に協力している。19年にはボーダフォン主催の「アイデア・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞した。同社の技術はスマート・オフィスチェアや、呼吸の様子を監視するスマートTシャツなどへの応用が期待されている。

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