仏自動車大手のルノーは3日、SUV「アルカナ」のハイブリッド(HV)モデルが欧州の新車衝突安全テスト「ユーロNCAP」で最高評価の5つ星を獲得したと発表した。新アルカナはフルハイブリッドの「E-TECH」と、12ボルトのマイクロハイブリッド(MHV)システムを搭載した「TCe140」および「TCe160」の3モデルを展開する。
「アルカナ」はクーペスタイルのSUVモデル。5人乗りで、モジュラー式のCMF-Bプラットフォームを採用している。歩行者や飛び出しの検知機能を備えたアクティブブレーキシステムをはじめ、高速道路運転アシスタント、道路標識認識、死角監視、車線維持支援および逸脱警告など各種の先進運転支援システム(ADAS)を装備する。また、衝突時の「サブマリン現象」(衝撃で身体がシートベルトの下をすり抜けてしまう現象)を防ぐルノー独自の「Fix4sure」テクノロジーを採用している。