ドイツ連邦統計局が10日発表した2020年の建設業売上高(暫定値)は前年を4.9%上回った。増加は8年連続。住宅不足を背景に建築が4.8%増加した。土木は2.7%増にとどまった。伸び率が最も大きかったのは解体・整地で11.3%を記録した。「その他の特殊な建設活動」も7.1%に上った。
土木では配線・配管/浄化設備設置が12.8%増と大幅に増えた。道路・鉄道敷設は0.3%減少した。道路敷設が3.3%増えていることから、鉄道敷設が足を引っ張った格好だ。
その他の特殊な建設活動では大工・木質構造が13.6%増、屋根葺き・配管が6.8%増と大きく伸びた。
業界就労者数は1.5%増えた。建築は横ばいにとどまったものの、土木は2.2%増加。解体・整地は2.4%、その他の特殊な建築活動は2.0%拡大した。