日産、英工場の再エネを大幅に拡大

日産自動車は12日、英国のサンダーランド工場の再生可能エネルギーの発電能力を大幅に拡大する計画を発表した。既存の風力および太陽光発電設備に加え、出力20メガワット(MW)の太陽光発電設備(太陽光パネル3万7,000枚)を新たに導入する。

これにより、同工場のエネルギー需要の20%を再生可能エネルギーで対応できるようになる。欧州で販売される同社の電気自動車「リーフ」を全て再生可能エネルギーで生産できる計算となる。

サンダーランド工場では2005年に初めて風力発電設備を導入した。10基のタービンで6.6MWを発電している。太陽光発電設備は2016年に導入し、4.75MWを発電している。今回の太陽光発電設備(20MW)の増設により、同工場の再生可能エネルギー設備の出力は合計で約32MWに拡大する。

日産は2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現する目標を掲げており、電動車の販売強化や生産技術のイノベーション強化などに取り組んでいる。

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