トルコ中銀が追加利上げ、政策金利19%に

トルコ中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を2ポイント引き上げ、19%とすることを決めた。利上げは2カ月ぶり。市場は1ポイントの上げ幅を予想していた。通貨安を受けて輸入品価格が高騰し、インフレが高進していることから、大幅な追加利上げに踏み切った。

同国のインフレ率は通貨リラ安や食料品価格などの高騰を受け、昨年10月の11.9%から2月には15.6%まで上昇した。中銀は声明で、コロナ禍からの経済回復が進む中で国内需要が伸び、物価急騰の懸念があると指摘。行き過ぎた物価上昇を抑えるため、追加の金融引き締め策を前倒しで実施することを決めたと説明した。

今後については、インフレ率を5%程度とする目標の達成に向けて「金融引き締めを断固として維持する」と表明。必要に応じて追加措置を講じることを明言した。

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