ブルガリア製薬大手ヒューヴェファルマ(Huvepharma)傘下の動物用医薬品メーカー、ビオヴェト(Biovet)が、国内北東部のラズグラードの生産施設を増強する。投資額は4億レフ(約2億4,330万ユーロ)で、約350人の雇用を創出する。同プロジェクトはこのほど、投資促進法の優遇措置適用となる優良投資として経済省の認定を受けた。
ビオヴェトは2005年の設立で、動物用医薬品、飼料用の添加物や酵素を製造する。生産拠点は本拠地である国内中南部のペシュテラ、ラズグラード、西部のボテヴグラードにある。ラズグラードでは、中間製品の既存製造ラインの拡張を行うほか、抗体医薬品の生産施設と自社用の太陽光発電設備を新設する。
投資促進法では雇用創出と地域経済発展に貢献する投資プロジェクトをAクラス認定し、行政手続きなどの期間の短縮や技術インフラ建設に対する助成金など、様々な優遇措置を提供している。(1BGN=66.54JPY)