中国スマホ大手シャオミ、トルコ工場で量産開始

中国のスマートフォン大手シャオミ(小米科技)は3月末、トルコのイスタンブール工場で量産を開始した。フィンランドのスマホ・電子機器用充電器メーカー、サルコンプと共同運営する工場で、サルコンプの充電部品と、これを搭載したスマートフォンを製造する。総投資額は3,000万ドルに上る。

ボスポラス海峡西側のヨーロッパ地区に位置するイスタンブール工場は同社として4番目の海外生産拠点。敷地面積は約1万4,000平方メートルで、従業員は約2,000人を予定する。年間500万台の生産能力を備え、今年2月に試験生産に着手した

シャオミは2018年、トルコに初の直営スマホショップ「Miストア」を開設し、同国への進出を本格化させた。現在、48の直販店を展開する。一方、サルコンプはトルコを事業成長のための重要な市場と位置づけ、向こう5年間で積極的に投資する計画だ。今回の提携工場はその第1歩となる。

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