水素燃料電池トラック製造の米ニコラと提携先の伊イベコ、独天然ガス輸送パイプライン会社OGEの3社は14日、水素インフラをドイツに構築することで基本合意したと発表した。水素補給網を拡充することで、燃料電池トラックの普及を促進する狙いだ。役割分担などの詳細を今後、詰め本契約を締結する。
OGEは現在、総延長1万2,000キロの天然ガスパイプラインを運営している。今後は二酸化炭素(CO2)の排出削減に向けて水素輸送の需要が高まることから、水素の製造施設と補給スタンドを結ぶパイプラインを構築する。ニコラは補給スタンドの設置を引き受ける。