イスラエルのVC、中東AI交流プラットフォームにトルコ企業を招待

イスラエルのベンチャーキャピタルであるディスラプティブAI(Disruptive AI)はこのほど、年初に運営を開始したオンライン交流プラットフォーム「AIスクエア・フォーラム」の対象にトルコを加えた。元々、イスラエルとアラブ諸国の人工知能(AI)業界関係者の交流を目的としていたが、トルコの参加で提携の機会がさらに広がるとみている。

AIスクエアとトルコ人工知能イニシアチブ(TRAI)は4月28日、共同で初のイベントを開催した。イスラエルからはパーソナライズ動画プラットフォームのアイドモ(Idomoo)、トルコからはバーチャルアシスタント向け機械学習・自然言語処理技術のシーボット(Cbot)、AI活用のテーマ・分野別サーチエンジンのプライムサーチが参加し、自らの事業を紹介した。

ディスラプティブAIでは、トルコ企業も「銀行・金融、電気通信、小売・流通などの主要産業に関連するAI技術を常に探している」と指摘。また、「トルコのAI分野のスタートアップは150社前後で、イスラエルの1,500社強に比べると規模が非常に小さい。このため、両国企業の提携可能性は大きい」と予想している。

ディスラプティブAIは、AIに重点を置くイスラエル初のVCで、アーリー期のスタートアップに投資している。

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