ブルガリアでスパコン設置、7月稼働へ

仏ITコンサルティング大手のアトスは11日、ブルガリアのソフィア・テックパーク
でスーパーコンピューターの設置作業を完了したと発表した。システム試験を経
て、7月にも稼働する見通しだ。
今回のスパコン設置は「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト
(EuroHPC)」の一環で、アトスによれば計算能力は4.44ペタフロップス以上と、
東欧で最高という(1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の演算)。設置費用1,150万
ユーロはブルガリア政府と欧州連合(EU)が負担した。
EuroHPCは、世界有数の高性能コンピューター網を構築することで、EUを科学研究
や技術開発の有力な拠点とすることを目指している。バイオ情報学、医薬品、分子
動力学、力学、量子化学、生化学、人工知能(AI)、個別化医療、生物工学、気象
学、気候変動対策など幅広い分野での利用を見込む。

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