ポーランドのバス製造大手ソラリスは10日、スペインのバルセロナ交通局(TMB)からハイブリッド(HV)バス「ウルビーノ12」30台を受注したと発表した。年内の納入を予定する。
「ウルビーノ12」のHVモデルは欧州連合(EU)の排出ガス基準「ユーロ6」に準拠している。パワートレインとして出力151キロワット(kW)のディーゼルエンジンと連続出力120kWのトラクションモーター1機、容量145kWの蓄電用高性能バッテリーを搭載する。エンジンの稼働を電子制御する「アライブ・アンド・ゴーシステム」の採用により、バス停での速やかなエンジン停止と発車時の稼働を可能にしている。電気モーターのみでも走行でき、歩行者に車両接近の警告音を発せられるようになっている。
バルセロナ市では2014年にソラリスの車両が初めて導入され、現在では100台以上が運行している。首都マドリードでも250台の同社製圧縮天然ガス(CNG)車の納入が予定されている。